銀座百点or洋酒天国?

CategoryどくしょDeGoGo!
ここのところ少しは自分の立場を考えて散財?!はしないように心がけている中で
納戸の奥にしまいっぱなしだった蔵書を掘り出してきてもう一度
読んでみるという誠にお金がかからない娯楽を見つけました。

開高大兄(開高健氏)と池波正太郎氏はわたくしにとっては小説家と言うよりも
随筆家としての位置づけが強いです。(失礼な話ですね。)
両巨匠の小説作品をキッチリ読んでいないということもありますが。
(追々じっくり読んでみようとは思っていますけど。)

先日発掘?!した「池波正太郎の銀座日記」を改めて読んでみる。
(1991年初版、新潮社)
1983年から死の2ヶ月前までの約8年間、戦後の広告PR史に「洋酒天国」と
双璧を成す「銀座百点」に連載されていたエッセーです。
(洋酒天国:1956年サントリーから創刊された広報誌、初代発行人は開高健氏)
(銀座百点:1955年に創刊されたタウン誌日本第1号)
もちろん銀座百点に連載しているので「銀座日記」です。

これがまた「簡潔にして要を得る」文章で歯切れが良いです。
銀座に出てきて映画(試写)を観て、時には買い物をしてから食事をして
(1杯やって)帰ってきてから仕事(執筆)をする。
この繰り返しが基本であるもののその日その日で短い文章の
中に光る語句があります。
大兄にしてもそうですが小説家としてでは無く随筆家としてつい比べてしまうのですが
同じ食べるということでも大兄のようなどこからそんな形容がでてくるのかと思うほどの
装飾?!された表現とは対極の飾らないけれど腹がいっぱいになるような切り口の表現、
これはこれで読んでいてまた違う充実感が味わえます。

洋酒天国において数々の名随筆を生み出してきた大兄の感覚的な
センスの良さに対して氏の質実剛健な文章。
「賢者は海に住み、聖者は山に住む」との
持論?!に則り「茅ヶ崎」住んでアラスカ・アマゾンに出ていく姿と
戸越銀座(東京都品川区)に住み日々銀座へと出て行く。
そしてカジュアルとフォーマル。(和服姿も含め)
どちらにしても男のダンディズムを追求している姿勢は同じです。

これからゆっくりと黄昏時を迎えつつあるわたくしとしてはどちらで行こうか
迷うところですが・・・
どちらの道も険しいですがね。

9999銀座店

メガネ君にはおなじみのココ「9999(フォーナインズ)銀座店」ですが、
しばらくはここでメガネを新調なんてできないよなぁ。
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