1944 独ソ・エストニア戦線!(映画日記 2017.07.04)

CategoryえいがDeGoGo!
1944ポスター!

1990年代、ソヴィエトからのバルト3国(エストニア・ラトビア・リトアニア)独立が記憶に新しい
「エストニア」だか、ソヴィエト時代の前にもれっきとした独立国だった事がある。(1918年〜1940年)
1940年、ソヴィエトの侵攻によって占領、翌年の41年にはナチスドイツに占領され44年には更にソヴィエト
に再占領されるという大国に挟まれたが故の悲しい記憶が残る北ヨーロッパの小国が「エストニア」である。

「1944 独ソ・エストニア戦線」(2015年公開)をケーブルにて視聴。
以前書いたノルウェー映画「ナチスが最も恐れた男」同様、本国エストニアでは記録的な動員と興行収入を
誇った映画で悲しい小国が故の同族同士で戦わなくてはいけなかった時代をテーマにしている。

主人公は40年のソヴィエト占領時に知っていながら家族のシベリア強制収容所送りを止められなかった
事を後悔して武装SS(第20武装SS擲弾兵師団、エストニア人部隊)に志願してソヴィエト赤軍と戦う事を誓い、
その事をどうタリン(エストニア首都)に住む姉に伝えようか悩んでいる機関銃手の「カール」。

カールのカールはカール12世のカール!

カールの分隊。

彼の部隊は近代エストニア史では有名な「タンネンベルク線の青い丘の戦い」のまさに
中心にいて連日、圧力をかけてくるソヴィエト赤軍との戦いに仲間と共にあけくれている。

押し寄せるソヴィエト赤軍!

冒頭からBGMも控えめにタンネンベルク線での戦闘シーンが淡々と進んでいく。
戦技、戦術、兵器、装備品、紀章、襟章…ミリヲタ目線で観てもCGもほとんど無いし、全てが完璧に近い。
(ただ、ソヴィエト側のIl-2(シュトルモビク)だけはCGって言ってもこれはしょうがないよな)
(あの私イチオシの9.aprilですら40年にMG42を使っていると言うちょっと残念なシーンあり)
そしてそれだけでは無くストーリー重視の映画ファンもある程度、納得できる物語になっているのも実は
戦争映画としては良質の部類に入る作品だと私は思う。

ユーリ!

ユーリの分隊。

「ストーリー重視の映画ファン・・・」の部分を担っているのが、もう1人の主役「ユーリ」だ。
今まで書かなかったが、この映画には主役が2人いるのである。
もちろん彼も「エストニア人」なのだが、彼は「ソヴィエト赤軍」側の下士官である。
そして彼ら2人の時間軸は決して並行に進んではいない。

うーん、言いたいのだけれど、これ以上はネタバレを含むので是非、ケーブルの映画chかDVDで
視聴してもらいたい。
ここを覗きに来ている「諸氏」たちにはある程度納得して観てもらえる作品なのでは無いかと。。



追記
予告でもチラッと出てるきっと重巡洋艦「プリンツ・オイゲン」(だと思う)は本編でも
あのシーンだけなのが残念だ。(そういやこれもCGかぁ。)
そしてナチス側よりソビエト側の方が、若干、酷く?!描かれているのは1940年の1年間でどれだけ
ソヴィエトがエストニアに極悪非道な事をしたのかがわかるってもんだよな。

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