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ナチスが最も恐れた男(映画日記2015.04.01)

CategoryえいがDeGoGo!
「ナチスが最も恐れた男」

ケーブルにて「ナチスが最も恐れた男」(2008年ノルウェー製作、日本未公開)
を視聴。ノルウェー製作の映画は初視聴のような気がする。
それでなくても映画でノルウェーといえば「遊星からの物体X」(1982年公開)で異星人が
寄生している犬を追いかけて来たのがノルウェー南極観測隊のヘリコプターだったよな。
ぐらいしか思い浮かばない有様である。

この映画はノルウェー実在の国民的英雄「マックス・マヌス」のナチス占領下のノルウェー
でのレジスタンス活動を描いた作品で本国ノルウェーでは歴代有数の興行収入を
記録しているらしい。
そして2010年にはアカデミー外国映画部門にノミネートもされている。
詳しくは書かないが、彼がレジスタンス活動を行う前に義勇兵として従軍していた
「冬戦争」(1939年11月〜1940年3月、ソビエト連邦がフィンランドに侵入した戦争)
の時の描写が回想として効果的に使われている。
個人的に気に入ったシーンとしてはレジスタンスが会合するシーンで仲間から
彼の拳銃(コルトM1903)について何故撃鉄が無いのかと聞かれ(このモデルは
撃鉄内蔵型)撃鉄が外に出ているとホルスターに引っかかると淡々と説明をしている。
まるで銀行襲撃前のギャングのアジトでの会話のようで祖国のための破壊工作も銀行強盗も
まさに紙一重の差なんだと妙に納得。

冬戦争従軍時のマヌス

「映画でフィンランド製スオミKP/31SMG(短機関銃)がここまで映っているのを
観たのは初めてだ!」(マガジンチェンジも含め)ってぐらい映っている。

マヌスレジスタンス活動中!

レジスタンスになってからはもっぱらイギリス製ステンSMG(短機関銃)を使用。

3突!!

そして3号突撃砲(G型)も出演?!

戦闘、暴力描写もドライに描いていて派手なアクションを求める人には少し物足りない
と思うのだが、我々が疎い北欧近代史の一片を知るには良い作品では無いだろうか。
しかし、それにしてもこの「邦題」はなんとかならないものかと・・・
(タイトルとは違い?!決して内容的にはB級でないと私は思う)
因みに原題はそのまんま「マックス・マヌス」である。

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